家の中にダニがいることを知っていますか？
ダニはベッドやソファ、カーペットなどに住み着いています。ダニはアレルギーの原因になったり、皮膚や呼吸器の症状を引き起こしたりすることがあります。
ダニは家の中の隠れた場所に潜んでいます
ダニは人間やペットのフケや毛を食べて生きています。ダニは小さくて目に見えませんが、ダニの死骸や糞は空気中に飛んで、人間の健康に影響を与えることがあります。
家の中にはダニがたくさんいます
ダニは暖かくて湿った場所が好きです。ダニは布製品やぬいぐるみなどに棲んでいます。ダニは人間に噛んだりしませんが、ダニの体液や排泄物はアレルギー反応を起こすことがあります。
ダニが大量発生する時期
種類によって微妙な差やズレはありますが、気温が上がってくる5月から、気温が下がってくるまでの10月ごろが大量発生する時期と覚えておきましょう。
しかしヒョウダニなどはほぼ1年中見られると言われていますし、近年は床暖房などの住宅環境、加湿器・空調などの普及により室内があたたかく保たれているため冬でもダニの被害が見られます。
ダニの生態について
ダニはたくさんの種類がいます
世界には約5万5千種もいると言われています。ダニは布や動物について、人間に迷惑をかけると思われがちですが、実はそうではありません。ダニの中で人間に困らせるのは、ほんの一部のダニだけです。日本では、家の中や外で出会う可能性が高いダニは、5種類くらいです。
この5種類のダニはどんなダニ
その中には、アレルギーを引き起こすヒョウダニや、血を吸って感染症をうつすマダニなどがいます。これらのダニは、どんな生活をしているのか、どんな姿をしているのか、知っておくといいです。知っておけば、ダニから身を守る方法や予防する方法も分かります。
屋内ダニの種類
生活被害・健康被害をもたらす、屋内に発生するダニの種類と生態です。
ヒョウダニ(チリダニ)
生活被害・健康被害をもたらす、屋内に発生するダニの種類と生態です。
生活の中で最も身近なダニと言っても良いでしょう。体長はおおよそ0.1～0.3ミリの小さなダニです。刺す・咬むなどの直接的被害はありませんが、死骸やフンなどが呼吸器官に入り込んでアレルギーを引き起こすおそれがあります。
厄介なことに、ヒョウダニを餌とするツメダニの発生原因になることがあるのでダニ駆除を行う際には最初に対策を行わなくてはいけません。
- 主な生息・発生場所……じゅうたん・布団・枕・カーテンなどの布製品
- エサ……ホコリ・人の皮脂、アカ、フケなどのたんぱく質
コナダニ
- お米にダニがいることがあるのを知っていますか？そのダニはコナダニという名前です。コナダニは食べ物が好きで、お米だけではなく、他の農作物にも被害を与えます。
- コナダニはヒョウダニと似ています。ヒョウダニはアレルギーの原因になります。コナダニもヒョウダニのようになることがあります。コナダニはとても小さくて、0.3～0.5ミリぐらいです。食べ物以外にも、じめじめした畳にも住んでいます。
- 主な生息場所・発生場所……食品・タタミ
- エサ……米・小麦・粉類・チョコレート・砂糖などの食品、またはい草・紙など
ツメダニ
- ツメダニは名前の通り、大きなツメを持っています。ヒョウダニやコナダニよりも少し大きくて、0.3～0.8ミリぐらいです。ツメダニは他のダニを食べます。だから、人に血を吸うことはあまりありません。でも、全くないわけではありません。
- ツメダニは夏になると元気になります。そのときには人にも血を吸うことが増えます。ツメダニに血を吸われると困ります。だから、夏にはツメダニに気をつけて、対策をしましょう。
- 主な発生場所・生息場所……タタミ・カーペットなどの布製品、他ダニの発生場所など
- エサ……ヒョウダニ・コナダニなど他のダニ、まれに共喰いも
イエダニ
- イエダニはダニの中でも人に迷惑をかけるダニです。イエダニは鳥やねずみについて、人の家に入ってきます。
- イエダニは鳥やねずみの血を吸いますが、それだけではなく、人の血も吸います。イエダニに血を吸われると、かゆくなったり、病気になったりします。イエダニは鳥やねずみから病原菌をもらうことがあります。だから、イエダニに気をつけて、対策をしましょう。
- 主な発生場所・生息場所……野生の鳥・ねずみなどの動物に寄生
- エサ……脊髄動物、もしくは人の血液
屋外ダニの生態
屋外ダニの代表格、ダニの中でもおそろしいマダニは意外と身近な存在です。
【実際の画像あり】
マダニ
- マダニはダニの中でもとても大きいダニです。体長は3～10ミリもあります。庭にいることが多いです。マダニは人に血を吸います。マダニに血を吸われると、赤くなったり、痛くなったりします。マダニは感染症をうつすことがあります。
- マダニに血を吸われたら、すぐに病院に行きましょう。マダニに血を吸われないようにするには、公園や草むらに行ったら、服をたたいて、お風呂に入りましょう。
- 主な発生場所・生息場所……草むら・公園・山など
- エサ……生物の血液
マダニの対策について、以下のことが参考になると思います。
マダニが多く生息する草むらや藪などに入るときは、肌の露出を少なくするために、長袖・長ズボン・靴・帽子・手袋などを着用しましょう。
☝️マダニに血を吸われないようにするために、忌避剤を服や肌に塗りましょう。
☝️マダニが生息する場所から帰ったら、服をはらいて、お風呂に入りましょう。
☝️家の外のマダニを駆除するためには、草刈りや枝打ちなどで草木を刈り取ったり、殺虫剤を散布したりしましょう。
【東京都ペストロコントロール協会｜文献参考引用】
【株式会社ペストマネジメントラボ｜髙岡正敏先生｜文献引用】
まとめ
種類によつて微妙な差やズレはありますが、気温が上がってくる5月から、気温が下がってくるまでの
10月ごろが大量発生する時期と覚えて起きましょう。しかしヒヨウダニなどはほぼ1年中見られるといわれています。近年は床暖房なその住宅換環境、加湿器・空調などの普及により室内があたたかく保たれているため冬でもダニの被害が見られます。
【詳細はこちらから確認いただけます】
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